Q1:日本の東北地方の三陸沖が「世界三大漁場」に数えられている理由は?
Q2:日本にも「ビストロ」はありますが、本場フランスではどんな店のことを言うでしょう?
Q3:「気仙沼」の語源にはさまざまな説がありますが、日本北部のある先住民族の言葉からきたという説があります。その民族とはなんでしょう?
物語
世界には、大量の魚が獲れる「大漁場」と呼ばれる場所がいくつかあります。
大陸棚付近、または寒流と暖流が出会う「潮目」では大量のプランクトンが繁殖します。そして、大量のプランクトンを目指してやってくる魚によって、それらの大漁場が生まれます。
東北地方の「三陸沖」は、北からの親潮、南からの黒潮、日本海側からの津軽暖流が出会う「潮目」です。なので、好漁場として世界三大漁場の一つに数えられています。
さて、現在、三陸の海は大きく変化しているそうです。
とくにさんまやさば、いわし等は近年水揚げ量が激減するばかりか、サイズも小型化しています。三陸沖の魚を加工する食品工場にとっては影響が大きく、この限られた原料を使用してどのような商品を製造していくかが課題となっています。
今回お届けしたパスタソースは、そんな小型化している「さば」を使用して、試行錯誤のすえ完成した商品です。ゴロッと入った国産さばとバジルが香るトマトソース仕立ての、ゆでたパスタにあえるだけの、簡単お手軽パスタソースです。

宮城県の最北部に位置する港町・気仙沼市。一年を通して四季折々の新鮮な海の幸が漁港に水揚げされています。
そんな気仙沼に本社を構える阿部長商店は、日々水産加工品の商品開発に頭を悩ませていました。
「完全に調理してあるお惣菜はちょっと味気ないし、魚料理は家庭で作るにはハードルが高い……」
そんな悩みを解決すべく、「お魚大好き!」「気仙沼大好き!」な若手社員が中心となって商品開発チームが発足しました。
ちなみに、気仙沼という地名ですが、その由来にはさまざまな説があります。そのうちの一つが、北海道の先住民族であるアイヌ民族の言葉である「ケセモイ」または「ケセムイ」から来ているというものです。「ケセ」は「終わり、奥」、「モイ」は「入り江」という意味で、「ケセモイ」は「奥の入り江」というような意味になります。
「ビストロ三陸」シリーズの第一弾「気仙沼港町のパスタソース」は、ひと手間加えればいつでも魚料理を手軽に美味しく楽しめる事はもちろん、キッチンに常備しておきたくなるようなハッピーでかわいいパッケージを目指して、一年以上にわたる試行錯誤の末に誕生しました。
ちなみに「ビストロ」はフランス語でカジュアルな居酒屋・レストランを意味します。また、「ポモドーロ」とはイタリア語で「トマト」という意味です。同じ名前を持つ時間管理術に「ポモドーロ・テクニック」がありますが、これは25分集中して5分休憩するのを繰り返すという方法です。考案者のフランチェスコ・シリロが時間を計るのにトマト型のキッチンタイマーを使っていたことから名付けられました。
主原料であるさばは旬の時期のものを厳選して使用されています。良質な魚の美味しさを引き立てるため、仕入から製造、出荷まで徹底した原料および施設の温度管理と製造工程の衛生管理を行うことで、獲れたての高鮮度を保っています。
さらに、食べ応えの満足度を高めるために、さばは大きめにカットしてできるだけ多めに使っています。
トマトソースもたまねぎ、人参などで甘みをプラスし、さばの臭みに負けないまろやかな味わいを出すようにしました。
ところで、「青魚は健康にいい」というイメージを持たれている方は多いのではないでしょうか。そのイメージはどこからきているのかというと、青魚には体内ではほとんどつくることができない必須脂肪酸であるEPAとDHAが豊富に含まれているところからです。
EPAは「エイコサペンタエン酸」の略で、血液がスムーズに流れるようにしてくれるなどの効果が、また、DHAは「ドコサヘキサエン酸」の略で、中性脂肪の低下などに効果があるとされています。
しかし、臭みがあったり調理に手間がかかったりと、なかなか青魚を手軽に摂るのは難しいことも多いと思います。ですが、阿部長商店のノウハウの詰まった「気仙沼港町のパスタソースさば×ポモドーロ風」を使えば、EPAやDHAが豊富な青魚をパスタで手軽に摂ることができます。
阿部長商店は、若い方や共働きの家族世帯に喜んでいただけるような簡単で便利な商品を製造していきたいと考えています。
東日本大震災後の影響が落ち着いたと見えてからの漁獲量の減少や小型化など、かわいらしいパッケージの背景に隠された、お客様への思い、切実な願いや不安などが想像されます。
東日本大震災からの復興、という言葉を耳にする機会は、近頃では減ってきました。それはけっして復興が終わったというわけではありません。前を向く人々の歩みは今日も続いています。
阿部長商店からのメッセージ
「皆様に少しでも癒しとなるような、非日常感を楽しめるパスタソースを開発しました。
港町のビストロで新鮮な魚料理を味わうように、ちょっとした旅行気分を自宅で楽しめる。
お客様がお家で過ごされる時間が、大切な人とのお食事が、そんな特別な時間になりますように。」
おすすめのお召し上がり方
基本のお召し上がり方:茹でたパスタにあえるだけでお手軽にお召し上がりいただけます。
おすすめのお召し上がり方:パンにのせてとろけるチーズをかけてオーブントースター等で焼いても、「さばのピザトースト風」になっておいしいです。
基本情報
価格:324円(税込)
内容量:120g
賞味期限:製造日含め730日
アレルゲン:小麦、大豆、鶏肉、さば
原材料:
トマトソース(トマト、たまねぎ、レモン果汁、グレープシードオイル、砂糖、にんにく、食塩、にんじん、香辛料)(国内製造)、さば(国産)、トマトペースト、たまねぎ、還元水あめ、オニオンエキス、香味用食用油、にんにくペースト、アンチョビソース、香辛料、レモン果汁、野菜ブイヨンパウダー、食塩、白ワイン/トレハロース、増粘剤(加工でん粉、キサンタン)、調味料(アミノ酸等)、香辛料抽出物、(一部に小麦・大豆・鶏肉・さばを含む)
栄養成分表示(100g当たり):
エネルギー117kcal
たんぱく質8.7g
脂質3.3g
炭水化物13.0g
食塩相当量1.6g
保存方法:直射日光を避け、常温で保存してください。
A1:魚の餌となるプランクトンがたくさん繁殖する、寒流と暖流が出会う潮目だからです。
A2:フランス語でカジュアルな居酒屋・レストランを意味します。
A3:アイヌ民族です。
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