『昆布水ポット+昆布革命(8袋)』(天満大阪昆布・大阪府)

クイズ

Q1:五つの基本味の中で「うま味」以外の四つは何でしょう?

Q2:「うま味」が五つ目の基本味として世界的に知られるようになったきっかけとされている、アメリカの有名な日刊新聞は?

Q3:昆布だしは水でも作ることができますが、昆布が生息している海水の中で昆布のだしが出ないのはなぜでしょう?

物語

「うま味」成分の代表「グルタミン酸」そのものは、じつはおいしくないということをご存知でしたか?

他のうま味との化学的な相乗効果があって初めて、強いうま味が生まれます。

そんなうま味ですが、今や世界的な和食ブームの中で、「UMAMI」として世界共通語になっています。1908年に東京帝国大学(現在の東京大学)の池田菊苗博士が昆布のうま味成分に関する発見をしてから、日本の研究者が中心となり、「うま味」が甘味、塩味、酸味、苦味に続く五つ目の基本味であることを立証しました。1998年には「ニューヨークタイムズ」紙で「UMAMI」が5番目の基本味と報じられました。

また、海中に生息している状態の昆布から出汁が出ないのはなぜでしょう?それは、昆布が「生きているから」です。生きている昆布は、細胞膜を持っています。この細胞膜によって、うま味成分のグルタミン酸も含めた、生きていくのに必要な物質が溶け出さないようになっています。昆布が収穫されると、細胞膜が壊れ、うま味成分が溶け出しやすくなります。

さて、大阪には、「昆布おじさん」と呼ばれている昆布の専門家がいます。株式会社天満大阪昆布(大阪府)、代表の喜多條清光さんです。

ちなみに、大阪の「天満」とは、大阪府北区周辺の地域です。日本三大祭である「天神祭」が行われる「大阪天満宮」を中心としたエリアを「天満」としたのが由来だとされています。

敗戦後すぐに職業軍人だった喜多條さんの父が見栄を捨ててはじめた、昆布巻き自転車行商。そこから昆布問屋としてのお仕事を続けてこられました。それを喜多條さんの代で終わらせたくないという気持ちで昆布問屋を継がれたそうです。

喜多條さんは「昆布だしが世界一素晴らしい調味料だと信じていますが、だしを取るという手間がかかる行為(料理)が受け入れられない時代です。そこで『火を使わずに昆布だしを取る』ことに半生をかけました」と言います。

そんな喜多條さんが開発した「昆布革命」は、昆布を細く刻んだ品物です。昆布業界の常識では、形の良いだし昆布を細かくしてしまうことは付加価値を下げるとされており、タブーでした。

ですが、喜多條さんはそんなタブーも無視して、使えば必ず良さをわかってもらえると信じ、使いやすさを優先しました。その結果、「だしの取り方が面倒」「和食を家では作らない」「出し殻を捨てるのがもったいない」という不満や悩みを見事に解決しました。

また、複数のだし昆布の銘柄をブレンドすれば「昆布の相乗効果」があることにも気づきました。

「昆布革命」は名残り昆布(だしを取ったあとの昆布)が一番使いやすいサイズとして、細さは1mmカットになっています。それによりだし効果が37%アップするそうです。

そして、お次は「昆布水ポット」ですが、こちらは普通のピッチャーではありません。



最大のポイントは、昆布を入れる漉(こ)し器が宙に浮いているところ。このような構造にすることにより、濃い昆布水が漉し器に沈殿し、それ以上「うま味」が出てこなくなるため、全体としては濃すぎない昆布水を作れるようになっています。

このポットに「昆布革命」を入れて昆布水を作るのですが、市販の昆布をはさみなどでカットして入れても、昆布水をお手軽に作ることができます。

天満大阪昆布からのメッセージ

喜多條さんは、「生意気な表現ですが」と断った上で、昆布業界に自分の知恵や経験を残していきたいと思っているそうです。現在、テレビ出演や出版などのほか、ネット動画作成などにもチャレンジしています。

お召し上がり方

お水1Lに対して10gの昆布革命を入れて、冷蔵庫で90分置くだけで昆布水が出来上がります。作った昆布水は昆布を取り出してから、冷蔵庫で一週間くらいで使い切ってください。

まずは同封の説明書を参考に、昆布水でご飯を炊いてみてください!そのおいしさに驚かれると思います。

おすすめのお召し上がり方:活用次第で煮物などの減塩も簡単にできます。

たとえば、パスタを茹でるとき、お水を昆布水に変えたうえで、通常の半分の量の塩で茹でてみてください。茹で汁はニンニクと唐辛子をオリーブオイルでいためたところに入れ、卵でとじます。すると、スペイン料理のアホスープ風になります。

また、使った後の出し殻は、細かく刻んであるので、炒め物や煮物の具材としてもそのままお使いいただけます。

基本情報

<昆布革命>
価格:10袋入り1,800円
内容量:1袋10g
賞味期限:商品ラベルに記載(通常製造日より18ヶ月)
原材料名:北海道産昆布
保存方法:直射日光を避け、常温で保存してください。

<昆布水ポット>
価格:2,000円(税込)
素材:
本体/耐熱ガラス
フタ/ポリプロピレン(耐熱温度:120℃)
フィルター本体/ポリプロピレン
メッシュ/ポリエステル(耐熱温度:100℃)
寸法:W9×D8.5×H24.3cm

メーカー:天満大阪昆布
※品物の仕様などは予告なく変更されることがあります。
クイズの答え

A1:甘味、塩味、酸味、苦味です。

A2:ニューヨークタイムズ紙です。

A3:生きている昆布は細胞膜を保持していて、この細胞膜によって、うま味成分のグルタミン酸も含めた、生きていくのに必要な物質が溶け出さないようになっているためです。

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