『玄米粉半生パスタ(フェットチーネ7mm)』(新潟農園・新潟県)

クイズ

Q1:パスタとスパゲッティの違いはなんでしょう?

Q2:米の品種のひとつである「コシヒカリ」の名前の由来はなんでしょう?

Q3:平たい形状が特徴的な「フェットチーネ」ですが、これはイタリア語でなんという意味でしょう?

物語

パスタにはかなりたくさんの種類があります。パスタを買おうと売り場に行くだけでも、太さや茹で時間の違うパスタがずらりと並んでおり、どれを買うべきか悩んでしまうこともあるのではないでしょうか。

じつはパスタの種類は300以上もあると言われています。よく耳にする「スパゲッティ」は、パスタの種類の一つです。「食品表示基準」によると、2.5mm以上の太さの管状、またはその他の形状(棒状または帯状のものを除く)のものは「マカロニ」、1.2mm以上の太さの棒状または2.5mm未満の太さの管状のものは「スパゲッティ」、1.2mm未満の太さの棒状のものは「バーミセリー」、帯状のものは「ヌードル」と表示することができるとされています。

また、太さのほかに長さもロングとショートの2種類があります。食感などはもちろんのこと、どんなソースと合うかも麺の種類によって変わってきます。

ここでご紹介する『玄米粉半生パスタ』は「フェットチーネ」という種類のパスタです。イタリア語で「小さなリボン」というような意味の言葉で、その名の通りリボンのように平たい形状をしています。面積が広い分ソースをしっかり受け止めてくれるので、クリーム系やミートソースとの相性が特に良いと言われています。

『玄米粉半生パスタ』は、新潟産コシヒカリの玄米と北海道産馬鈴薯でん粉のみを使用しています。ですから、当然、グルテンフリーでビタミンB1、食物繊維が豊富です。保存料も不使用です。

さて、この「コシヒカリ」という名前について、ご存じの人も多いと思いますが、ちょっとしたストーリーがあるのです。


その昔、福井県から山形県の一部までの地域は「越の国(こしのくに)」と呼ばれていました。そして、福井県は「越の国の前の方にある」ため「越前(えちぜん)」、新潟は後ろの方にあるため「越後(えちご)」と呼ばれるようになりました。この「越(こし)」という地名は、現在でも旧「山古志(やまこし)村」などの「こし」としても残っています。そんな「越の国に光輝く米」という願いを込めて「コシヒカリ」と命名されました。

新潟は米の生産量日本一(2018年)です。北海道よりも多いのです。それを聞くとほとんどの人が「新潟は信濃川の流域だから水も豊富で、米を育てやすい土地だったのだろう」と思われるかもしれません。たしかに豊富な水や寒暖差の大きい土地など、有利な点もあったのですが、それだけではなかったようです。

じつは、ほんの50年ほど前まで、新潟の多くの田んぼは米を作るには最悪の環境だったのです。特に亀田郷と呼ばれる地域などは土地が低く、信濃川と阿賀野川という2大河川に囲まれた土地のため、すぐに肩までつかるほどの沼のような泥田になります。そのため、小さな子どもが流されたりして命を失ったり、大人でも秋には凍り始める田んぼの水で皮膚を切って血を流し、といったことがあり、稲作自体が命がけの作業だったそうです。

そんな土地でも、何度も大工事をして、大きな犠牲も払いながら、あきらめずに改良をし続けて、ついには米の生産量日本一に輝くほどになりました。

土地改良のほか、たゆまぬ品種改良など、環境に負けない新潟の人々の努力の結果が「コシヒカリ」という大ヒット品種を誕生させ、新潟県を米の生産量日本一にしたのです。また、そこから、いろんなアイデアが生まれ、今回のパスタのような新しい食べ方の提案も盛んです。

さて、『玄米粉半生パスタ』のメーカーである新潟農園さんは、「子供がアレルギーで小麦を食べられない」というお客様の声を受けて、このパスタの製造を始められたそうです。グルテンフリーで栄養価の高いパスタを作ろうと一念発起してから、現在の玄米粉半生パスタになるまでは様々な試行錯誤を繰り返し、今の商品が完成したそうです。

半生パスタなので茹で時間も短く、時短でおいしいパスタが食べたいという方にもおすすめですし、アウトドア料理等にも使いやすいです。

また、原材料が玄米粉と馬鈴薯澱粉の2種類のみなので、グルテンフリー、アレルギー体質の方、健康志向、美容に意識が高い方にも向いてます。

グルテンは腸に悪影響を及ぼすことがあります。これはグルテンに含まれる「グリアジン」というタンパク質が、「ゾヌリン」というタンパク質を誘発します。ゾヌリンは細胞間同士の結合を壊す性質を持っているため、腸のバリアを壊してしまい、本来通過しないはずの成分が腸から体内に流れ出てしまいます。これによって体内のさまざまな部位にこれらの物質が運ばれ、炎症を引き起こすこともあります。グルテン(小麦)を食べてお腹が痛くなったりする人がいるのは、これが原因だと言われています。

パスタの味は好きだけど、お腹や体の調子が悪くなるからあまり食べられない、という方も、きっと楽しんでいただけるのではないかと思います。

新潟の「コシヒカリ」の美味しさと、小麦を使わない風味を味わってみてください。ひと味違うおいしさを感じていただけたらうれしいです。

新潟農園からのメッセージ

「玄米粉半生パスタは加工食品にあたり、弊社で触れるところは原料の米の部分になるので、玄米粉パスタに使われている原料についてのお話になりますが、弊社関連会社の有限会社アグリ新潟の特別栽培米新潟コシヒカリを原料としています。
有限会社アグリ新潟は、「GLOBAL G.A.P.(Good Agricultural Practiceの略語。意味は「適正な農業の実践」)取得農場になります。
約50haという規模の圃場(ほじょう)に主食用米としてコシヒカリ・新之助・にじのきらめき等を栽培し、米菓・包装用もち米用として「わたぼうし」「ヒメノモチ」「ゆきみらい」などのもち米も栽培し、新潟県内の大手米菓会社や包装もちメーカーと契約。また、寿司用のシャリとしてキヌヒカリをアメリカやシンガポール・ヨーロッパ向けに輸出をしています。
(有)アグリ新潟は土作りを大切な要素として、もみ殻完熟たい肥を雪解けから田んぼに施肥し、甘味のあるコメ作りを目指しています。」

おすすめのお召し上がり方

基本のお召し上がり方:約40~60秒、お湯を沸かした鍋で茹でてください。

おすすめのお召し上がり方:新潟農園からおすすめの食べ方を聞きました。 「おすすめの食べ方は、パスタとしてだけでなく椎茸や舞茸などのキノコ類を入れたうどんのようにしてもおいしくいただけます。夏は冷製パスタや冷たくしてざるそばのようにめんつゆにつけて食べても美味しくお召し上がりいただけます。」

基本情報

価格:5袋1,470円
内容量:1袋あたり120g
賞味期限:通常、製造日から常温で300日
原材料: 新潟産コシヒカリ玄米、北海道産馬鈴薯でん粉(遺伝子組み換えでない)

メーカー:新潟農園
※品物の仕様などは予告なく変更されることがあります。
クイズの答え

A1:パスタの種類のひとつがスパゲッティです。

A2:「越の国に光輝く米」という願いを込めて「コシヒカリ」と命名されました。

A3:イタリア語で「小さなリボン」というような意味の言葉です。

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